住宅ローン金利は今後どうなる?の画像

住宅ローン金利は今後どうなる?

売却

西垣 貴功

筆者 西垣 貴功

不動産キャリア19年

不動産の売却は、お客様によって状況やご希望が異なります。だからこそ私は、まずお話をしっかりお聞きすることを大切にしています。
これまで数多くの不動産取引に携わってきた経験を活かし、売主様にとって最善の選択をご提案いたします。不安なことや分からないことも、どうぞ遠慮なくご相談ください。誠実に、そして迅速に対応させていただきます。

こんにちは。コンドルです。
「住宅ローンの金利が上がる前に買った方がいいのか」
「金利が上がるなら、今のうちに売却した方がいいのか」
最近、このようなご相談が増えています。

ニュースでは、ホルムズ海峡の緊張、アメリカとイランの問題、原油価格の上昇、そして日銀の利上げなど、住宅ローンや不動産価格に関係しそうな話題をよく見かけます。

こうしたニュースを見ると、「今買うべきなのか」「今売るべきなのか」と不安になる方も多いと思います。 ただし、不動産は大きなお金が動くものです。ニュースだけで急いで判断するのではなく、ご自身の家計やライフプラン、物件の状況を整理してから考えることが大切です。

今回は、住宅ローン金利が上がる仕組みと、購入・売却のタイミングを考えるポイントを、できるだけ難しい言葉を使わずにお話しします。

世界情勢が住宅ローン金利に関係する理由

ホルムズ海峡は、中東の原油輸送において重要な場所です。この地域で緊張が高まると、原油価格や輸送コストが上がりやすくなります。

原油価格が上がると、ガソリン代、電気代、物流費、建築資材費などに影響します。つまり、世界情勢の変化は「物価上昇」を通じて、私たちの暮らしにも関係してきます。

ここで出てくる物価上昇とは、食料品や電気代、ガソリン代など、いろいろな物の値段が上がることです。

物価が上がり続けると、日銀は金利を上げることを考えます。金利を上げることで、お金の流れを少し落ち着かせ、物価の上がりすぎを抑えようとするためです。

日銀の利上げで住宅ローンはどう変わる?

住宅ローンには、大きく分けて「変動金利」と「固定金利」があります。

変動金利とは、借りた後も金利が変わる可能性がある住宅ローンです。
固定金利とは、一定期間または全期間、金利が変わらない住宅ローンです。

種類特徴注意点
変動金利固定金利より低めに設定されることが多い将来金利が上がると返済額が増える可能性がある
固定金利一定期間または全期間、金利が固定される借入時点の金利は変動金利より高くなることが多い

日銀が利上げを進めると、変動金利型の住宅ローンを利用している方や、これから住宅ローンを組む方に影響が出る可能性があります。 特に大切なのは「今の返済額」だけでなく、「金利が上がった場合の返済額」まで確認することです。

金利が上がると不動産価格は下がるのか

「金利が上がるなら、不動産価格は下がるのでは?」と考える方も多いと思います。 たしかに、金利が上がると買主様の借入可能額が下がり、購入予算が小さくなることがあります。

ただし、金利が上がったからといって、すべての不動産価格が一斉に下がるわけではありません。 不動産価格には、駅からの距離、周辺環境、築年数、土地の広さ、売り物件の数、買いたい人の数など、さまざまな要素が関係します。

人気エリアや駅近物件、土地として需要がある不動産は、金利上昇局面でも価格が大きく崩れにくいことがあります。 反対に、売り物件が多く比較されやすいエリアでは、価格交渉が入りやすくなることもあります。

購入を考えている方が確認すべきこと

これから購入を考えている方は、「金利が上がる前に急いで買う」という考えだけで進めるのは危険です。 購入で一番大切なのは、金利よりもまず「無理なく返済できるか」です。

購入前に確認したいポイント
  • 今の返済額だけでなく、金利上昇後の返済額も確認しているか
  • 教育費・車・老後資金も含めて考えているか
  • 最低でも5年以上住む予定があるか
  • 物件価格が周辺相場とかけ離れていないか
  • 固定資産税や修繕費も資金計画に入れているか

売却を考えている方が確認すべきこと

売却を考えている方にとっても、金利上昇は無視できません。 買主様の住宅ローン負担が増えると、購入予算が下がったり、検討期間が長くなったりする可能性があるからです。

状況考え方
住み替え売却価格だけでなく、次に買う家の金利や価格も同時に確認する
相続不動産固定資産税、管理の手間、空き家リスクも含めて判断する
住宅ローン残債あり残債と売却予想価格を確認し、手元資金が必要か見る
急いでいない相場を確認しながら、売り出し価格と時期を慎重に決める

実際にコンドルでも、「金利が上がるなら、今売った方がいいですか?」というご相談をいただくことがあります。 ただ、答えはお客様ごとに違います。住宅ローンがどれくらい残っているか、住み替え予定があるか、相続した不動産なのかによって、考えるべきポイントが変わるからです。

そのため、一律に「今が売り時です」とはお伝えしません。 まずは今の相場と、売却した後に手元にどれくらい残るのかを確認することが大切です。

まとめ

ホルムズ海峡の緊張、アメリカとイランの問題、日銀の利上げなど、世界情勢や金融政策は住宅ローン金利に影響する可能性があります。 しかし、不動産価格は金利だけで決まるものではありません。

今大切なのは、ニュースで焦ることではなく、「自分の不動産と家計の状況を冷静に確認すること」です。 売却を検討している方は、まず現在の相場を知ることから始めてみてください。

今売るかどうかを、今日決める必要はありません。 まずは今の価格を知っておくことが、後悔しない判断への第一歩です。

コンドルでは、査定価格だけではなく、住宅ローン残債や住み替えのタイミングも含めて一緒に整理いたします。

無料売却査定はこちら
参考情報
  • 日本銀行:金融政策・市場金利関連情報
  • 国土交通省:不動産価格指数
  • 住宅金融支援機構:住宅ローン金利情報
  • 米国EIA:ホルムズ海峡と原油輸送に関する情報

”売却”おすすめ記事

  • 空き家は片付けてから査定?荷物を処分する前に確認したい売却の順番の画像

    空き家は片付けてから査定?荷物を処分する前に確認したい売却の順番

    売却

  • 住宅ローン返済中の方必見 今後の金利と繰り上げ返済どちらが得かを整理の画像

    住宅ローン返済中の方必見 今後の金利と繰り上げ返済どちらが得かを整理

    売却

  • 住宅ローン返済額はどう変わる?金利上昇時のシミュレーション方法を解説の画像

    住宅ローン返済額はどう変わる?金利上昇時のシミュレーション方法を解説

    売却

  • 不動産売却は任せっぱなしにしない|専用マイページと売却サポートで高値売却を目指すの画像

    不動産売却は任せっぱなしにしない|専用マイページと売却サポートで高値売却を目指す

    売却

  • 売却前にリフォーム必要?|コンドルくんの不動産あるある 第4話の画像

    売却前にリフォーム必要?|コンドルくんの不動産あるある 第4話

    売却

  • 不動産売却で報告こないのはなぜ?内覧が入らない原因と見直すポイントを解説の画像

    不動産売却で報告こないのはなぜ?内覧が入らない原因と見直すポイントを解説

    売却

もっと見る